27歳の夏のできごと
こんにちは。
総務部の仲井間です。
いつのことだろうか、沖縄県中部に位置する伊計島を車で走行中、
車内に体長10㎝もあろうかというガタイのいいトノサマバッタらしき生物が飛び込んで来たことがある。
もちろん社内はパニック状態。パニックに陥りながらも冷静にハンドルを握る私の横で
いとこが発狂していた光景を今でも覚えている。
先日、ガソリンを入れる為に自宅近くのガソリンスタンドへ寄った。
「シロアリが多いな、、、」車を停めた私がそう思った矢先、
車内に人工では作り出せないような不快な音が響いた。
音のした方向へ視線をやると、、、
どうやらバッタ目バッタ科の何かであろう。
下手に刺激する事はよくないと感じた私は冷静にガソリンを入れた。
レギュラー千円分。決して貧乏な訳ではない。
給油が完了し車内に戻ると、そこに彼の姿はなかった。
あれから彼には会っていない。「今どこで何をしてるのだろうか。」
彼と出会ったあの場所を訪れる度に彼の事を思い出す。27歳の夏のできごと。